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引用元:2015年10月10日午後4時50分 福井新聞
子どもたちを犯罪から守りたい―。そんな思いを胸に教員から転職した新人警察官が鯖江署にいる。先月末に配属されたばかりながら、今月2日の強制わいせつ事件では初めて容疑者逮捕に当たった。現場の厳しさを感じながら、地域の安全、安心を守るため奮闘の日々を送っている。
鯖江市の駅前交番に勤務する齋藤明良(あきら)巡査(28)。東京都出身で大学卒業後、静岡県富士市の県立富士特別支援学校に講師として勤務。中学部の生徒たちを受け持った。全国トップクラスの学力を誇る本県の教育現場を学びたいと、2011年からは県内の特別支援学校で働き始めた。
警察官を目指すきっかけとなったのは、生徒間のトラブルで福井市内の交番へ相談に訪れたときだった。これまで「近寄りがたい怖い存在」だった警察官が1時間以上も熱心に話を聞いてくれた。
教え子を犯罪から守ることに教員としての使命を感じていたが、卒業後は見守っていけない歯がゆさがあった。
「警察官ならずっと安全を見守り続けられる」。齋藤巡査は転職を決心。仕事が終わった後に猛勉強する日々を続け、昨年の県警察官採用試験で倍率7・9倍の難関を見事一発で合格。初任科短期課程の半年間の厳しい訓練を乗り越え、先月25日に鯖江市の駅前交番に配属され、夢をかなえた。
2日に市内の飲食店で発生した強制わいせつ事件では、交番の先輩とともに現場に直行。容疑者の男性や現場を目撃した店員から聴取し現行犯逮捕した。「被害者は自分の教え子と同じ年くらいの女子高校生。許せなかった」と振り返る。
「制服姿の自分を見た小学生が敬礼してくれたり、地域の人の信頼を感じている」という齋藤巡査。「被害者に寄り添えるような警察官になりたい」と、子どもたちに寄り添った教員時代の志そのままに、きょうも交番に立つ。
子どもたちを犯罪から守りたい―。そんな思いを胸に教員から転職した新人警察官が鯖江署にいる。先月末に配属されたばかりながら、今月2日の強制わいせつ事件では初めて容疑者逮捕に当たった。現場の厳しさを感じながら、地域の安全、安心を守るため奮闘の日々を送っている。
鯖江市の駅前交番に勤務する齋藤明良(あきら)巡査(28)。東京都出身で大学卒業後、静岡県富士市の県立富士特別支援学校に講師として勤務。中学部の生徒たちを受け持った。全国トップクラスの学力を誇る本県の教育現場を学びたいと、2011年からは県内の特別支援学校で働き始めた。
警察官を目指すきっかけとなったのは、生徒間のトラブルで福井市内の交番へ相談に訪れたときだった。これまで「近寄りがたい怖い存在」だった警察官が1時間以上も熱心に話を聞いてくれた。
教え子を犯罪から守ることに教員としての使命を感じていたが、卒業後は見守っていけない歯がゆさがあった。
「警察官ならずっと安全を見守り続けられる」。齋藤巡査は転職を決心。仕事が終わった後に猛勉強する日々を続け、昨年の県警察官採用試験で倍率7・9倍の難関を見事一発で合格。初任科短期課程の半年間の厳しい訓練を乗り越え、先月25日に鯖江市の駅前交番に配属され、夢をかなえた。
2日に市内の飲食店で発生した強制わいせつ事件では、交番の先輩とともに現場に直行。容疑者の男性や現場を目撃した店員から聴取し現行犯逮捕した。「被害者は自分の教え子と同じ年くらいの女子高校生。許せなかった」と振り返る。
「制服姿の自分を見た小学生が敬礼してくれたり、地域の人の信頼を感じている」という齋藤巡査。「被害者に寄り添えるような警察官になりたい」と、子どもたちに寄り添った教員時代の志そのままに、きょうも交番に立つ。