ブログネタ
今話題のニュース に参加中!
4e5adb461f7004fc1fd6784756cd9768_s
引用元:毎日新聞 2015年10月09日 地方版

 富士河口湖町に住む80代の夫婦が殺害され、孫で県立高3年の少年(18)が逮捕された事件で、県教委は8日、少年が事件当日までの約2週間、学校を欠席していたことを明らかにした。欠席している間、保護者が学校に「本人が進路について悩んでいるようだ」と伝えていたという。

 県教委は8日、笛吹市内に公立高校と県立特別支援学校の校長らを集めた臨時の校長会を開いた。校長や教頭ら約40人に、事件の経緯や今後の対応について報告した。県教委によると、少年は9月7日から高校を欠席し、事件があった先月27日まで一度も登校していなかった。欠席の間は家庭の保護者から学校に「体調不良で欠席する」との連絡があった。少年の担任は保護者と毎日やり取りを重ねていた。事件後、学校側は県教委に「少年は真面目な生徒で、特別指導を受けることはなかった」と報告したという。

 また、保護者は学校に電話で「進路のことで悩んでいるようだ」との趣旨の相談をしていた。少年は卒業後の進路を進学中心に考えていたという。県教委は「いじめや、成績が大きく下がったということはなかったと聞いている」と話している。

 県教委は、少年が殺人容疑で逮捕された翌日の9月29日から学校にカウンセラーを配置。今月1日には同校が臨時の保護者会を実施した。【藤渕志保】