ブログネタ
日々の出来事 その2 に参加中!
image
引用元:2015年10月07日 17時31分 読売新聞

 仙台市立中1年の男子生徒がいじめを受けて昨秋に自殺した問題で、同校は6日、全校集会を開き、初めて在校生に事実関係を説明した。

 「男子生徒は転校した」と事実と異なる説明をしていたことについて、教職員全員で謝罪した。校舎2階に献花台を設ける方針を示したほか、動揺した生徒の心のケアにあたるスクールカウンセラーを2人に増員した。

 全校集会後に記者会見した校長によると、集会では、生徒ら約300人が男子生徒に黙とうをささげた。校長が男子生徒の実名を明かし、「本人が心を痛めていたのに、学校が十分に対応できず、申し訳なかった」と話すと、涙ぐむ生徒もいたという。

 市教委はこれまで、個人が特定されないことを望む遺族の意向を理由に、学校名や男子生徒の名前を伏せてきた。3日に遺族から在校生への説明について同意が得られたことから、全校集会を開いた。校長は「事実を共有し、本来取るべき行動ができるようになった」と述べた。

 男子生徒の父親は6日、読売新聞の電話取材に「息子の死から1年経過してからの公表となり、生徒たちを動揺させて申し訳ない。からかいもいじめになる。保護者も含め、みんなで何がいじめなのかを考えてほしい」と話した。