引用元:毎日新聞 2015年10月02日 12時17分
愛知教育大(愛知県刈谷市)は、教育学部の「現代学芸課程」を廃止し、大学の事務職員やスクールカウンセラーなど、教員以外の学校職員を専門に養成する「教育支援人材養成課程(仮称)」に改める方針を決めた。2017年4月の改組を目指す。文部科学省によると、国立大では初めてという。
愛教大の説明では、教育支援人材養成課程は高度な専門知識が求められる大学の事務職員をはじめ、小中高校生の心理的な問題や悩みに対応するスクールカウンセラー▽地域や家庭と協力して学校を支援するスクールソーシャルワーカー▽外国人児童の言語や生活を指導する専門職−−などを養成する。教員免許の取得を義務付けず、学生定員は1学年200人前後の予定。来年3月の文科省の大学設置・学校法人審議会に申請し、承認を求める。
現在ある現代学芸課程は教員免許の取得を卒業要件とせず、学生定員は1学年232人。国際文化や日本語教育などの6コースがある。
愛教大は2年ほど前から同課程の改編を検討してきた。文科省が、教員養成系大学などに組織の廃止や改編を求めたこともあり、教員の多忙化や業務が複雑化する学校現場のニーズを踏まえて決めた。同大は「社会的ニーズに基づき、自主的に考えてきた。社会の要請に応えるのも大学の使命だ」と話している。【安間教雄】
愛知教育大(愛知県刈谷市)は、教育学部の「現代学芸課程」を廃止し、大学の事務職員やスクールカウンセラーなど、教員以外の学校職員を専門に養成する「教育支援人材養成課程(仮称)」に改める方針を決めた。2017年4月の改組を目指す。文部科学省によると、国立大では初めてという。
愛教大の説明では、教育支援人材養成課程は高度な専門知識が求められる大学の事務職員をはじめ、小中高校生の心理的な問題や悩みに対応するスクールカウンセラー▽地域や家庭と協力して学校を支援するスクールソーシャルワーカー▽外国人児童の言語や生活を指導する専門職−−などを養成する。教員免許の取得を義務付けず、学生定員は1学年200人前後の予定。来年3月の文科省の大学設置・学校法人審議会に申請し、承認を求める。
現在ある現代学芸課程は教員免許の取得を卒業要件とせず、学生定員は1学年232人。国際文化や日本語教育などの6コースがある。
愛教大は2年ほど前から同課程の改編を検討してきた。文科省が、教員養成系大学などに組織の廃止や改編を求めたこともあり、教員の多忙化や業務が複雑化する学校現場のニーズを踏まえて決めた。同大は「社会的ニーズに基づき、自主的に考えてきた。社会の要請に応えるのも大学の使命だ」と話している。【安間教雄】