
引用元:毎日新聞 2015年10月01日
つがる市立小学校の相撲部に入っていた男子児童が、部活動の指導を受けていた同市の「つがる相撲クラブ」の男性監督(当時)から「体罰を受けてけがをし、精神的な苦痛を負った」として、同市に対し国家賠償法に基づき330万円の支払いを求め、元監督にも330万円の損害賠償を求める訴訟を青森地裁弘前支部に起こしていたことが9月30日、分かった。提訴は同5日付。
訴状によると、同小では相撲部の顧問を教頭が務め、部活動の指導は同クラブに委託していた。児童は2012年9月〜14年5月、元監督から竹刀で背中をたたかれたり、足で蹴られたりする暴行を3回受けてけがをし、精神面での治療を受ける状態になったと主張。
学校側は体罰がないように配慮する監督義務を怠ったとしている。
つがる市は毎日新聞の取材に「訴状が主張する事実を、関係者から聞き取りをするなど確認中だ」と述べ、元監督は「弁護士に一任してあり、ノーコメント」と語った。
青森地検弘前支部は元監督を不起訴処分としたが、これに対し児童側は弘前検察審査会に不服申し立てをした。だが同審査会は今年6月、「不起訴相当」の議決をした。【松山彦蔵】
つがる市立小学校の相撲部に入っていた男子児童が、部活動の指導を受けていた同市の「つがる相撲クラブ」の男性監督(当時)から「体罰を受けてけがをし、精神的な苦痛を負った」として、同市に対し国家賠償法に基づき330万円の支払いを求め、元監督にも330万円の損害賠償を求める訴訟を青森地裁弘前支部に起こしていたことが9月30日、分かった。提訴は同5日付。
訴状によると、同小では相撲部の顧問を教頭が務め、部活動の指導は同クラブに委託していた。児童は2012年9月〜14年5月、元監督から竹刀で背中をたたかれたり、足で蹴られたりする暴行を3回受けてけがをし、精神面での治療を受ける状態になったと主張。
学校側は体罰がないように配慮する監督義務を怠ったとしている。
つがる市は毎日新聞の取材に「訴状が主張する事実を、関係者から聞き取りをするなど確認中だ」と述べ、元監督は「弁護士に一任してあり、ノーコメント」と語った。
青森地検弘前支部は元監督を不起訴処分としたが、これに対し児童側は弘前検察審査会に不服申し立てをした。だが同審査会は今年6月、「不起訴相当」の議決をした。【松山彦蔵】