
引用元:2015年10月1日午後5時00分 福井新聞
福井大大学院工学研究科の50代男性教授が、大学の研究費で購入したパソコンの部品を売り、約25万円を得ていたことが30日、関係者への取材で分かった。大学側は研究費の不正使用に当たるとして懲戒処分を検討している。
男性教授は今年1月、研究費で購入していたパソコンのCPU(中央演算処理装置)と画面表示機能を追加するビデオカード計6点を、パソコンショップの中古買い取り・通販サイトで取引して売却。約25万円が教授の口座に入金された。
大学側は情報を得て、調査を進めている。男性教授は事実関係を認めており、全額返済したという。
男性教授は、福井新聞の取材に対し「コンプライアンス(法令順守)違反であり、申し訳ない。反省している」と話した。売った理由については「指導する研究員に海外の学会に出張する経験を積ませたいと思ったが、研究室が赤字で苦しく、費用を捻出するためにやってしまった。結果的に使わず、私的流用もしていない」と釈明した。
福井大は、教職員の懲戒処分を検討する教育研究評議会で本人の弁明を聞き、処分内容を判断する見通し。同大広報室は「この件で何らかのことを申し上げる段階ではない」としている。
福井大大学院工学研究科の50代男性教授が、大学の研究費で購入したパソコンの部品を売り、約25万円を得ていたことが30日、関係者への取材で分かった。大学側は研究費の不正使用に当たるとして懲戒処分を検討している。
男性教授は今年1月、研究費で購入していたパソコンのCPU(中央演算処理装置)と画面表示機能を追加するビデオカード計6点を、パソコンショップの中古買い取り・通販サイトで取引して売却。約25万円が教授の口座に入金された。
大学側は情報を得て、調査を進めている。男性教授は事実関係を認めており、全額返済したという。
男性教授は、福井新聞の取材に対し「コンプライアンス(法令順守)違反であり、申し訳ない。反省している」と話した。売った理由については「指導する研究員に海外の学会に出張する経験を積ませたいと思ったが、研究室が赤字で苦しく、費用を捻出するためにやってしまった。結果的に使わず、私的流用もしていない」と釈明した。
福井大は、教職員の懲戒処分を検討する教育研究評議会で本人の弁明を聞き、処分内容を判断する見通し。同大広報室は「この件で何らかのことを申し上げる段階ではない」としている。