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引用元:秋田魁新報社

 秋田県内の公立小中学校が2014年度に県外から受け入れた教育視察は、少なくても294回に上ることが県教職員組合(秋教組)のアンケートで分かった。秋教組は「視察の対応に時間が割かれ、教員の多忙化につながる」とし、市町村教育委員会に受け入れを控えるように求める方針だ。

 全国学力テストでトップ級の成績を維持している教育現場への視察が相次いでいることを受け、組合員を通じて公立小中学校の受け入れ状況を初めて調査した。

 4月にアンケートを実施し、小中329校のうち260校から回答を回収。このうち14年度に教育視察を受け入れたのは138校だった。視察は計294回あり、1校当たり平均2・13回だった。最も多い学校は10回に上った。回答の未回収が69校あるため、実際の視察回数はもっと多いとみられる。

 視察を受け入れた学校の8割に当たる111校で、負担を感じたとの回答があった。負担の内容を複数回答できる選択式で聞くと、教室内の展示物などを整える「環境整備」が65件で最多だった。次いで視察者への配布資料作り50件、時間割の調整39件の順となった。