引用元：2015/9/28 07:00 神戸新聞NEXT
学校法人芦屋学園（兵庫県芦屋市六麓荘町）を懲戒解雇された元事務局次長の男性（５０）＝尼崎市＝が２８日にも、同学園を相手取り、解雇の取り消しと慰謝料３００万円などを求めて神戸地裁に提訴することが、関係者への取材で分かった。男性側は、解雇は学園の不適切な経費支出を指摘した公益通報の報復と主張し、公益通報者保護法などにも違反するとしている。
訴状などによると、男性は２０１４年５月、学園の不適切な物品購入などをめぐり、別の職員が改善を求めて理事会に書面で申し入れながら応じなかったため、学園事務局に公益通報した。
その後男性は、２７年間働いた事務局から、学園が運営する短大事務長に異動。今年８月、０６年の事務局次長昇格による昇給と、１４年に財務状況の悪化から自主的に給与を減額したことが職権を利用した不正操作だと学園側から指摘され、懲戒解雇された。退職金は支払われなかったという。
男性は「詳しい調査もされずに懲戒解雇された。公益通報の仕返しとしか思えない」と訴える。
芦屋学園をめぐっては今年８月、ラグビー元日本代表で学園理事長の大八木淳史氏（５４）を、同学園元教頭が脅迫容疑で芦屋署に告訴状を提出。大八木氏も元教頭を名誉毀（き）損（そん）容疑で告訴状を出し、同署はともに受理した。
また、芦屋学園は男性についても今月２５日、０６年の事務局次長昇級に伴う昇給が業務上横領の疑いがあるとして同署に告訴状を提出している。同学園は、男性の提訴予定について「内容が分からないのでコメントできない」としている。
学校法人芦屋学園（兵庫県芦屋市六麓荘町）を懲戒解雇された元事務局次長の男性（５０）＝尼崎市＝が２８日にも、同学園を相手取り、解雇の取り消しと慰謝料３００万円などを求めて神戸地裁に提訴することが、関係者への取材で分かった。男性側は、解雇は学園の不適切な経費支出を指摘した公益通報の報復と主張し、公益通報者保護法などにも違反するとしている。
訴状などによると、男性は２０１４年５月、学園の不適切な物品購入などをめぐり、別の職員が改善を求めて理事会に書面で申し入れながら応じなかったため、学園事務局に公益通報した。
その後男性は、２７年間働いた事務局から、学園が運営する短大事務長に異動。今年８月、０６年の事務局次長昇格による昇給と、１４年に財務状況の悪化から自主的に給与を減額したことが職権を利用した不正操作だと学園側から指摘され、懲戒解雇された。退職金は支払われなかったという。
男性は「詳しい調査もされずに懲戒解雇された。公益通報の仕返しとしか思えない」と訴える。
芦屋学園をめぐっては今年８月、ラグビー元日本代表で学園理事長の大八木淳史氏（５４）を、同学園元教頭が脅迫容疑で芦屋署に告訴状を提出。大八木氏も元教頭を名誉毀（き）損（そん）容疑で告訴状を出し、同署はともに受理した。
また、芦屋学園は男性についても今月２５日、０６年の事務局次長昇級に伴う昇給が業務上横領の疑いがあるとして同署に告訴状を提出している。同学園は、男性の提訴予定について「内容が分からないのでコメントできない」としている。
