引用元:毎日新聞 2015年09月26日
県教委が、女子生徒にわいせつ行為をしたとして県立高校の元教諭男性を懲戒免職にしながら、処分を公表していなかったことが25日、分かった。元教諭は県教委が退職手当など628万円を支給しなかったことを不服として、蒲島郁夫知事に処分取り消しを求めて審査請求したという。
県教委の指針によると、教職員を懲戒免職する場合は実名公表が原則。しかし、今回は元教諭がわいせつ行為を否定したことや被害生徒が公表を望まないことなどを理由に非公表とした。現時点も氏名や年齢、処分の時期などを明らかにしていない。県学校人事課は「公表が難しい事情があった」と説明する。
審査請求を受けて県は25日、処分の妥当性などについて県議会に諮問した。県議会は10月6日の9月定例会最終本会議で答申する。
この他、飲酒運転で当て逃げ事故を起こしたとして懲戒免職された公立小の元教頭の男性も退職手当など約1681万円が支給されなかった処分の取り消しを求めて審査請求している。県議会は、この処分の妥当性も審議して蒲島知事に答申する方針。【取違剛】
県教委が、女子生徒にわいせつ行為をしたとして県立高校の元教諭男性を懲戒免職にしながら、処分を公表していなかったことが25日、分かった。元教諭は県教委が退職手当など628万円を支給しなかったことを不服として、蒲島郁夫知事に処分取り消しを求めて審査請求したという。
県教委の指針によると、教職員を懲戒免職する場合は実名公表が原則。しかし、今回は元教諭がわいせつ行為を否定したことや被害生徒が公表を望まないことなどを理由に非公表とした。現時点も氏名や年齢、処分の時期などを明らかにしていない。県学校人事課は「公表が難しい事情があった」と説明する。
審査請求を受けて県は25日、処分の妥当性などについて県議会に諮問した。県議会は10月6日の9月定例会最終本会議で答申する。
この他、飲酒運転で当て逃げ事故を起こしたとして懲戒免職された公立小の元教頭の男性も退職手当など約1681万円が支給されなかった処分の取り消しを求めて審査請求している。県議会は、この処分の妥当性も審議して蒲島知事に答申する方針。【取違剛】