ブログネタ
日々の出来事 その2 に参加中!
087551
引用元:2015年09月20日 08時39分 京都新聞

 滋賀県東近江市内のスポーツ少年団バレーボール部に所属していた当時小学4年の女子児童が、練習中に指導者の命令を受けた複数の部員に殴られて負傷し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、指導者3人に対し、慰謝料など計約1千万円の損害賠償を求め、月内にも大津地裁彦根支部に提訴することが19日、分かった。

 女児の代理人弁護士などによると、2012年5月、同市内の小学校体育館で練習中、30代の男性コーチが、サーブを失敗した女児の背中を1人ずつ平手打ちするよう、他の部員8人に命じた。女児は全治約5日間の打撲傷を負ったうえ、殴られた部員のいる教室に行けなくなり、物音に過敏に反応するなどPTSDも発症した、としている。

 弁護士の説明では、男性コーチは最初、顔をたたくよう指示したが部員たちが嫌がったため、背中の平手打ちを命じた。当時、現場には女性監督と別の30代の男性コーチがいたが、黙認したという。女性監督は取材に対し、「子どもたちに緊張感を持って練習してほしかった。悪気はなかった」と話している。

 指導者3人については、女児から刑事告訴を受けた東近江署が4月に傷害容疑で書類送検した。7月に傷害罪で略式起訴され、東近江簡裁は20万~30万円の略式命令を出したが、3人は処分を不服として正式裁判を申し立てている。