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引用元:2015年09月16日 19時19分 佐賀新聞

 佐賀市教育委員会は、来年度から市内の全小中学校で土曜授業を始める。月の第1土曜日で、年5回実施する。授業時間確保のため、学校の特色ある活動が十分にできていないと判断した。地域活動に学校ぐるみで参加するなど、通常の授業以外の活動に時間を充てることも想定している。

 市議会一般質問で、東島正明教育長が明らかにした。市学校教育課によると、6、7、9、10、12月の第1土曜を登校日にして授業する。春夏や冬の長期休業がある月やバルーンフェスタの11月、インフルエンザが流行したり中学受験前となる2、3月は除外した。

 午前中に3~4時間の授業時間を確保する予定。市教委は、通常の授業だけでなく、地域と学校が連携して行事に取り組むなど、教科以外の学習に時間を使うことも各校に勧める。

 土曜授業を検討するにあたり、市教委は昨年度、全保護者を対象に意識調査を実施した。小中合わせて1万1251人から回答があり、7割以上が土曜授業に肯定的だったという。体育行事や地域行事との日程調整もしやすくなるよう、全校で統一した。

 市教委の調べによると、県内10市のうち4市が土曜授業を行い、武雄市が10回、多久、小城、神埼市が年3回実施している。

 東島教育長は「学校週5日制の趣旨を前提にした上で、地域や保護者と相互に連携しながら、(休日の保護者が多い)土曜の特性を生かした授業にしたい」と述べた。