ブログネタ
日々の出来事 その2 に参加中!
099617
引用元:NHK NEWS WEB

ことし2月、中学1年の男子生徒が殺害された事件を受けて、再発防止策を検討していた川崎市は、学校を長期間欠席している生徒の状況を的確に把握し支援する体制を構築することなどを盛り込んだ最終報告をまとめました。

ことし2月に川崎市の河川敷で中学1年の男子生徒が殺害された事件を巡っては、生徒の生活状況や交友関係などを学校が十分に把握できていなかったことが明らかになりました。川崎市は、福田市長をトップとする対策会議を設けて再発防止策の検討を進め、25日開かれた会合で最終報告書をまとめました。

最終報告書では、生徒が7日以上欠席している場合は、学校や教育委員会などが生徒の問題点を的確に把握するよう家庭と連絡を取り合うなど即座に対応するとしているほか、市の福祉部局や児童相談所、教育委員会などそれぞれの部署が情報共有を図るため、新たに連絡調整を行う仕組みを設置するとしています。

一方で、今回の事件がなぜ起こったのかという原因に関わる部分については、「個人情報に関わる」として非公表としています。25日の会合では、報告書の作成に関わった有識者から、NPOなどと協力して子どもが安全に過ごせる居場所作りを進めるべきだなどとする提言が出されました。

記者会見した福田市長は、「報告書を作ることがゴールではなく、これからがスタートだ。再発防止に向けて総合的な取り組みを行っていきたい」と述べました。