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引用元:2015年8月14日03時00分 朝日新聞デジタル

 少子化に対応するために県教委が設けた「県立高校将来構想検討会議」(議長・香取薫青森公立大学長)は7月27日、中間報告をまとめた。1学年あたり4または6学級を基本とし、計画的な再編を進めることなどを盛り込んだ。

 中間報告では、「一定規模の集団の中で社会性を身につけることが重要」として、1学年あたり4学級(標準定員160人)を基本に定めた。一方、普通科の一部を大学進学を前提にした「重点校」に指定し、6学級(同240人)を基本にするとした。重点校では理数・英語教育などに力を入れるという。

 県教委によると、2015年度は県立の全日制高校57校(校舎を含む)のうち、6学級以上ある高校が11校、3学級以下が20校、1学級が7校だった。1学級の高校の一部はこれまでの計画で再編の対象となっているが、田子高(田子町)や中里高(中泊町)など、他校への通学が難しいとして単独で存続している高校もある。検討会では今後再編の基準などを議論し、来年1月に最終報告を教育長に答申する。