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引用元:2015年7月30日午前7時00分 福井新聞

 福井大学は2015年春の卒業生の就職率が96・1%に上り、複数学部を持つ国立大学の中で8年連続のトップとなった。

 教育情報を扱う東京の民間会社が公立、私立を含む全国721大学を調査。556大学から回答があり、ランキングを週刊誌「サンデー毎日」(7月26日号)で発表した。

 就職率は、卒業者数から大学院に進んだ人を差し引いた人数に対する就職者の割合で、全国平均は84・5%。福井大の15年春の卒業生は1203人、このうち大学院進学者286人、就職者は881人だった。就職率は前年より0・6ポイント下がったものの、高率は維持した。

 複数学部を持つ国立大の2位は群馬大94・0%、3位は九州工大(福岡)93・9%。福井大は、卒業生1千人以上の国公私立大の中では金沢工大(石川)に次ぎ2位となった。

 福井大就職支援室によると、医学、工学、教育地域科学の3学部構成が社会生活に役立つ実学系であり、まじめな学生が多いという土壌があると説明。学内での企業説明会のほか、大学教員が学生の就職活動状況の把握に努めて個別指導をしており、大橋祐之室長は「粘り強く支援やマッチングを続け、就職活動に真剣に取り組む風土が根づいている」と高い就職率が続く理由を分析した。

 県内のほかの大学は、卒業生100人以上1千人未満の区分で福井県立大が95・8%の22位、福井工大94・9%の36位、仁愛大93・5%の57位だった。