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引用元:日テレNEWS24

津波で被災したいわき市の中学校の解体作業が始まった。

津波の被害を受けた海沿いの土地。

区画整理が進められている中でひとつだけ大きくそびえる建物は、いわき市平薄磯にある旧豊間中学校。
2011年の大津波で被災した旧豊間中学校。

震災の記録を伝える「震災遺構」として活用が検討されていたが、去年、市と住民の話し合いで解体が決まり、今週から重機による本格的な作業が始まった。

防音幕に囲われる中で壁が崩されていく校舎。

その様子をカメラに収める市民の姿もあった。

解体が決まった今でも地域の人たちは複雑な思いを抱えていた。

*いわき市民は
「親戚の方があまりにも亡くなってあれを見ると涙が出る。悲しい。だから見られない」

「つらいはつらいけどこういうことがあったっていうのは残っていても良かったかなと思う」

中学校が解体される一方で、海岸沿いでは堤防のかさ上げや宅地の移転など、復興に向けた工事が着々と進む。

中学校があった場所には海抜10メートルほどの盛り土がされたところに「防災緑地」が作られる計画。

そこには住民の憩いの場となる散策道や広場なども作られる予定で、いわき市では3年後の完成を目指している。

旧豊間中学校は今月中には解体が終わる予定。