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引用元:毎日新聞 2015年09月14日

 大手英会話教室の女性講師(当時22歳)がうつ病を発症して自殺したのは、長時間の「持ち帰り残業」が原因だとして、大阪府内の両親が14日、教室を運営する「アミティー」(岡山市北区)に慰謝料など約9100万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。

 訴状によると、女性は2011年3月に入社し、金沢市の教室に配属された。5月にうつ病を発症し、6月4日に自宅マンションから飛び降りて亡くなった。金沢労働基準監督署は14年5月、自宅に2385枚の単語カードがあったことなどから、女性が長時間の持ち帰り残業を含む時間外労働を日常的にしていたと判断。うつ病発症との因果関係を認め、労災認定した。

 両親は訴えで、女性は大量の教材を帰宅後や帰省時に作成しており、発症前2カ月間の時間外労働は月平均約114時間に上ったと主張。上司からは「仕事の段取りが悪すぎる」などと繰り返し叱責され、心理的負担が高まったとしている。

 提訴後に記者会見した父親(64)は「訴訟で事実を明らかにしたい」と話した。アミティーは「訴状が届いておらず、コメントできない」としている。【堀江拓哉】