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引用元:2015/9/12 11:30 dot.

 難関私立の灘中・高校(神戸市)から東大理III(医学部)に息子3人を合格させた佐藤亮子さん。同じく灘→東大理IIIで学んだ精神科医の和田秀樹さんと先月、公開対談をしました。どうしたらわが子を東大理IIIに入れられるか。「受験テク」を披露しました。

*  *  *
コーディネーター・友澤和子アエラムック教育編集部長(以下、友澤):私は中学生と高校生の子どもがいるのですが難しい時期になってきました。反抗期です。どう付き合えばいいですか?

佐藤:わが家は、目立った反抗期がありませんでした。あったのかもしれませんが、子どもが多かったので気づかなかった(笑)。

 ただ、反抗期が来たらどうしようかな、と考えていました。私なりの答えは、優秀なコックになること。昔々のお母さんは薪をくべてご飯を炊いていました。生活の中で、自然と母のありがたさを感じることができた。けれど、今は500円あれば、子どもは自分でおなかを満たすことができる。これではいけません。お母さんがいないとおいしいものが食べられないようにしておくのがいいですよ。

和田:反抗期はあったほうがいい、という理論がありますが、米国の研究では、大きな反抗期があった子どものほうが後々、犯罪者や精神疾患になる確率が高い。反抗期を乗り越え、矯正する過程は素晴らしいけれど、愛情をめいっぱいにかけてあげて、安心した環境で素直に育っていくことのほうが大切だと感じます。

友澤:心に留めておきます。思春期には恋愛という課題もあります。どう対応すべきでしょう?

佐藤:受験に恋愛は無駄です(会場笑)。1日は24時間しかありません。女の子とスタバで2~3時間、お茶する。年1回ならいいですよ。けれど10回あれば30時間! その時間があれば参考書が1冊終わります。恋愛している場合ではないことを教えましょう。

 子どもにいちばん効くのは、先輩の失敗談です。灘のお母さん方から「○○先輩は遊んでばかりで2浪した」「彼女がいる△△先輩は、医学部をあきらめたらしい」と聞くたびに、ぜーんぶ話して聞かせていました。

和田:おっしゃるとおり。「男前じゃなくても、医学部に受かったら彼女ができる、良いことがある」と持っていったほうが良い。恋愛だけじゃなく、いいものは努力して勝ち得るほうが人を成長させます。実際、医学部に行けばモテます(笑)。

 ただ、恋愛より怖いのはスマホです。依存症になりやすく、睡眠時間も削られる。大学合格まではガラケーにして、家に帰ったら取り上げるくらいにしたほうがいいと思っています。

友澤:恋愛もスマホも厳しい姿勢で臨まなければなりませんね。では、会場の皆さんから質問を。

Q:海外で数年間過ごして帰国し、子どもはいま小学生です。英語を忘れない動機付けのために「英語ができれば大丈夫」と言い聞かせてきたところ、それ以外の教科に身が入りません。

佐藤:その考え方は間違っています。英語はこれからの時代に必要です。けれど重要なのは、歴史や文学、野に咲く花や美しい歌を知った上で英語を話すことです。国語、社会、理科の勉強をきちんとして、中身のある英語を使うことを目指しましょう。

Q:大学受験時の願書や医学部の志望理由書は、どこまでサポートしましたか?

佐藤:親が書いて、子どもに清書させればいいんです。わが家では、東大の願書が届いたら、まずコピーして、私が赤ペンで必要箇所を書き込んで「見本」を作成していました。子どもは写すだけです。11月や12月といった受験前に時間を取られるのはもったいないです。

 受験は、「ここに入りたいなー」と漠然と思っていてもダメ。親子ともども腹をくくって、合格まで必死で走ることが大切です。

※週刊朝日 2015年9月18日号より抜粋