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引用元:2015.8.22 07:08 産経ニュース

 県教育委員会は21日、今年度の高校教員採用試験に関するデータが入ったUSBメモリー14本を紛失したと発表した。データは問題や解答例、受験番号などで、個人を特定したり、識別したりできる情報は含まれていないという。

 高校教育課によると、紛失したメモリーは1本ずつ小さな封筒に入れたものをまとめて大きな封筒に入れられていたという。7月11、12の両日に行われた第1次試験のすべての採点作業を終えた24日に、担当者間で手渡す過程で行方が分からなくなった。県教委が紛失に気付いたのは今月11日で、これまで事務局内を探したが、見つかっていない。

 メモリーに記録されていたデータは、一般教養や専門教科の問題と解答例、志願者の受験番号や専門教科の得点など84件。個人に結び付く情報は含まれず、採用選考にも影響はないという。同課は「紛失は誠に遺憾であり、深くおわびする。今後は適正な管理を徹底し、再発防止に努めたい」としている。