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引用元:2015年08月19日 河北新報

 地元に県立高校がある山形県真室川、遊佐、庄内、白鷹の4町が、新入生らへの経済支援を打ち出し、生徒確保に力を入れている。中でも真室川は入学時10万円などの現金支給、遊佐は運転免許取得費用の助成を新たに実施する方針で、手厚い支援が目を引く。両町内の高校はことしの入学者が定員の半分に満たず、来年も低迷が続くと募集停止になる。土俵際で踏ん張れるか、効果が注目される。

 4町の主な支援内容と対象高校は=表=の通り。白鷹は2009年度、庄内と遊佐は本年度開始した。真室川は来年度導入する。4町とも「町活性化の観点からも高校の存在意義は大きい」と強調する。

 このうち存続の瀬戸際にあるのが新庄神室産業高真室川校と遊佐高だ。それぞれ新入生が18人、19人と定員40人の半分を割った。県立高校の再編方針は「1学年1学級の学校については2年連続して定員の半分に満たない場合、原則2年後に募集停止とする」と定めている。

 新庄神室産業高真室川校は本年度、旧真室川高から分校になり、地元に危機感が募る。真室川町は入学時の10万円、2、3年時に各5万円の計20万円を贈る計画。町教委の担当者は「10万円というインパクトある額で盛り返し、危機を脱したい」と期待を込める。

 遊佐高はことし、支援策の導入初年度ながら、入学者が前年の40人から半減した。遊佐町教委の担当者は「まさに正念場」と判断。追加策として9月定例会の補正予算案に運転免許取得費補助、乗り合いバス通学支援を盛り込む予定だ。

 他の自治体でも現状は、経済支援が入学者増に直結していない。先行実施した白鷹町にある荒砥高(定員80人)は、入学者数が60~70人前後と横ばいが続く。庄内町が本年度、支援を始めた庄内総合高(120人)は、前年の108人から72人に減った。

 県高校改革推進室の担当者は「募集停止基準が累積2回では厳しすぎるという地元の声を踏まえ2年連続に緩めた経緯がある。教育の質保証の面から閉校もやむを得ない」と話している。