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引用元:2015.8.16 12:41 産経WEST

 75人が犠牲になった昨年8月の広島市の土砂災害から1年となるのを前に、被害が大きかった同市安佐南区八木3丁目の県営住宅で16日、付近の犠牲者25人の名前が刻まれた慰霊碑と、被災前の地区の風景を描いたモザイク壁画の除幕式が行われた。遺族や近くの住民ら約150人が参加。25人を悼み、黙祷(もくとう)した後、慰霊碑に折り鶴をささげた。

 父親と姉を亡くした高校1年の木原莉子さん(15)が、遺族代表として「(2人は)いつも隣にいるのが当たり前で、まだ実感がない。よく頑張ったと言われるように生きていきたい」とあいさつした。

 慰霊碑は、町内会が中心となり、県営住宅と山腹との間に新設された土砂流入の防止壁前に建立。壁画(縦1・8メートル、横6・3メートル)は防止壁に描かれ、市内の高校生ボランティアがカラフルなタイルを使って制作した。