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引用元:毎日新聞 2015年08月12日 15時00分

 北九州市戸畑区の私立明治学園高校(柴山恵子校長、647人)で、国語担当の男性講師(46)が教員免許の更新を失念したまま今年4、5月に2、3年生の授業を受け持っていたことが12日、分かった。2年生全クラス(206人)と3年生2クラス(60人)の古文と漢文の計93時間が無効となる。3年生は10月までに、2年生は今年度末までに補講でカバーする。

 教員免許は10年おきに講習を受けて更新することが義務付けられているが、講師は2013年3月末に有効期限が切れ、更新手続きをしていなかった。学校側は昨年7月の採用試験段階で、免許更新の確認を怠っていた。講師は今年4月から1年契約で採用された。

 学校は5月21日に失効に気づき、県私学振興課に報告。同30日に保護者会を開き、謝罪した。柴山校長は取材に「事務手続きのミスで、保護者や関係者に迷惑をかけた」と話した。【宍戸護】