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引用元:2015年7月24日08時54分 朝日新聞デジタル

 岩手県矢巾(やはば)町で中学2年の村松亮さん(13)が自殺した問題で、村松さんが自殺をほのめかす記述を書いたノートを提出した際、担任は心配して声をかけたものの、その後に具体的な対策を取らなかったことが関係者の話でわかった。学校側は、担任が校長に報告するなどの対応をしなかった点を「判断ミス」と認め、26日に公表する調査報告書に盛り込む方針。

 村松さんは担任に毎日提出していた「生活記録ノート」に6月29日、「もう市(死)ぬ場所はきまってるんですけどね」と書いた。

 関係者によると、学校が担任から聞き取ったところ、これを読んだ後に村松さんに「大丈夫か」などと声をかけ、村松さんは「大丈夫」という意味合いの返事をしたという。

 この応答から担任は「ふだんと変わらない」と判断。「明日からの研修たのしみましょうね」と、7月1日から行う宿泊研修についてコメントを書いた。村松さんは7月5日夜に自殺した。