引用元：2015.6.19 07:08 産経ニュース
中学校における朝の運動部活動（朝練）を原則廃止とした「県中学生期のスポーツ活動指針」が学校現場に示されてから１年余が経過したが、県教育委員会が実施した調査によると、朝練を「原則、行わない」とした県内の公立中学校が、全体の４分の３に達したことが分かった。全国の教育関係者を巻き込んで賛否を呼んだ朝練廃止問題だが、県内では指針が浸透しつつあることがうかがえる結果となった。
調査は、指針が示されてからほぼ１年が経過した今年２月から３月にかけて、公立中学校１８７校を対象に実施した。
それによると、朝練を「原則行わない」との回答は７５・９％で、昨年８月の調査に比べて５７・３ポイントも増えた。一方、「従来通り」とした回答は１０・２％、「縮小実施」は８・０％、現時点で「検討中」とした学校は５・９％だった。
昨年８月の調査では、朝練を「原則行わない」とした回答は１８・６％にすぎず、「検討中」との回答は６４・９％に上っていたことから、この時点で「検討中」としていた学校の大部分が「原則廃止」に移行したものとみられる。
一方、長時間にわたる運動部活動に対し、指針は「平日の総活動時間は、２時間程度までとし、長くても３時間以内にする」と明記。これについて、今回の調査では１８７校すべてが「設定する」と回答。５５・９％にとどまった昨年８月の調査から大きく改善した。
中学校における朝の運動部活動（朝練）を原則廃止とした「県中学生期のスポーツ活動指針」が学校現場に示されてから１年余が経過したが、県教育委員会が実施した調査によると、朝練を「原則、行わない」とした県内の公立中学校が、全体の４分の３に達したことが分かった。全国の教育関係者を巻き込んで賛否を呼んだ朝練廃止問題だが、県内では指針が浸透しつつあることがうかがえる結果となった。
調査は、指針が示されてからほぼ１年が経過した今年２月から３月にかけて、公立中学校１８７校を対象に実施した。
それによると、朝練を「原則行わない」との回答は７５・９％で、昨年８月の調査に比べて５７・３ポイントも増えた。一方、「従来通り」とした回答は１０・２％、「縮小実施」は８・０％、現時点で「検討中」とした学校は５・９％だった。
昨年８月の調査では、朝練を「原則行わない」とした回答は１８・６％にすぎず、「検討中」との回答は６４・９％に上っていたことから、この時点で「検討中」としていた学校の大部分が「原則廃止」に移行したものとみられる。
一方、長時間にわたる運動部活動に対し、指針は「平日の総活動時間は、２時間程度までとし、長くても３時間以内にする」と明記。これについて、今回の調査では１８７校すべてが「設定する」と回答。５５・９％にとどまった昨年８月の調査から大きく改善した。
