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引用元:毎日新聞 2015年06月12日 17時09分

 伸び悩む献血率を上げようと、日本赤十字社の府赤十字血液センターが新しい取り組みを次々と進めている。大学の学生食堂で、鉄分豊富な特別メニューを提供して献血参加を促したり、献血ルームに図書館スペースを設けて気軽に来場してもらえるよう呼びかけている。【花澤葵】

 京都府立医大(京都市上京区)の学生食堂で今月8日昼、3年の半谷美沙紀さん(20)が食べていたのは「献血フェア」の特別メニュー「モロヘイヤ&とろろのつるつる美肌丼」(370円)。友人と一緒に食べた半谷さんは「おいしいし、本当に肌がつるつるになりそう。献血に行ったことはないけれど行ってみたい」と話した。

 京都府赤十字血液センターの提供したレシピを基に、学生食堂が調理した。今月1〜26日をフェアとして、ほかにも「進撃のレバニラ丼」や「鶏そぼろと温泉卵の親子のきずな丼」など鉄分豊富でユニークなメニューを週替わりで提供する。

 府赤十字血液センター献血課の澤村大さんは「京都は大学の街。学生に身近な学生食堂で啓発をすれば、献血に関心を向けてくれるのではないか」とフェアを企画。「献血は身近なボランティアだと感じてほしい。毎日の食事から健康を考えるきっかけになれば」と話す。

 府立医大以外にも今月中旬から来月中旬にかけ、京都大や京都教育大、府立大、京都橘大などでも順次実施する予定。

 京都市内には、四条▽京都駅前▽伏見大手筋の3カ所の献血ルームがあるが、このうち「献血ルーム四条」(下京区)では4月から、全国初の図書館スペース「みらい」がオープンした。寄付で集まった本や漫画など約1500冊があり、くつろぎながら本が読める。貸し出しカードに名前や献血日などを書けば1回3冊まで最大6か月間借りることが可能。無料ドリンクやスナック菓子の提供もある。

 同センターによると、2014年中の府内全人口に対する献血者の割合は4・2%(前年比0・1ポイント減)。特に若年層の献血率が低下傾向にあり、同年中の20歳代の献血率は7・5%(前年比0・6ポイント減)、30歳代は6・0%(前年比0・5ポイント減)だった。澤村さんは「献血は医療の一部。献血をすることで、延命につながったり、人の人生を変える結果になるということを若い人に知っていただきたい。血液が足りなくなる将来を見据えて、献血に来やすい環境作りをしていきたい」と話した。