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引用元:2015年(平成27年)6月7日 NHK NEWS WEB

ことし2月、富山大学のサーバーが海外の3つの国から相次いで不正なアクセスを受け、アメリカの企業へのサイバー攻撃の中継点として悪用されていたことが分かりました。富山大学によりますと、サーバーを管理するパスワードは単純なものだったということで、大学は「セキュリティーを見直したい」と話しています。

サイバー攻撃に悪用されたのは、富山市にある富山大学工学部のサーバーです。

富山大学によりますと、ことし2月27日、学内のコンピューターがインターネットにつながらなくなる障害が起きたため、大学が調査したところ、外部から不正にアクセスされウイルスを送り込まれていたことが分かったということです。

これによって、大学のサーバーを中継点として悪用され、アメリカの企業のサーバーに向けて大量のデータを送りつける「DDoS攻撃」というサイバー攻撃が行われていたということです。

大学のサーバーを管理するパスワードは単純なものだったということです。

不正なアクセスは2月中に複数回にわたって行われていたということで、ウイルスを送りつけた元となるネット上の住所の「IPアドレス」は、アメリカとインド、それに中国のものでした。

情報などの流出は今のところ確認されていないということですが、富山大学は「学内の情報ネットワークのセキュリティーを見直して、再発防止に努めたい」と話しています。