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jugyousankan
引用元:2015年6月3日午前7時10分 福井新聞

 学力が全国トップクラスの福井県の教育から、学力向上のヒントを得ようと、鈴木英敬・三重県知事が2日、福井県永平寺町松岡中を訪れた。授業を見学し、教諭らと意見交換した鈴木知事は「生徒の授業に臨む姿勢が素晴らしい。学校同士や、学校と地域の連携が有効に機能していると感じた。三重の教育現場改善に生かしたい」と語った。

 三重県教委によると、同県は文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の平均正答率が小中とも過去3年間、全国平均を大幅に下回っている。鈴木知事は、勝山市で開かれた中部圏知事会議に合わせて訪れた。

 3年1組の数学の授業を見学した鈴木知事は、教室内を歩いて生徒たちの授業姿勢を見て回りながら、熱心にメモを取っていた。

 授業後、担当教諭らを交えた意見交換を行った。福井県教委や同校の担当者は、1人の教員が複数学年の教科を担当する「縦持ち」や、子どもが達成感を得るために基礎的なテストを行っていることなどを説明。各教委や現場の教員らが、全国学力テストの結果から早期に改善点などをまとめていることを紹介されると、鈴木知事は「すごい。横のつながりが相当だ」と感想を述べていた。

 視察後、鈴木知事は取材に対し「大変感銘を受けた。生徒たちのやる気を引き出しながら、現場の負担減も考えた仕組みをつくりたい」と話した。