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引用元:2015.05.31(日) ブッチNEWS

公立高英語教師の「足りない英語力」

公立中学校の英語教師の7割以上が、英検準1級レベルの英語力を持っていないということが判明。そんな教育現場を現役教師に尋ねると、驚きの惨状が…

 5月25日、文部科学省の調査で、公立中学校英語教員の7割以上が大学卒業レベルの英語力(英検準1級程度)を持っていないことが判明した。同調査では、高校教員でも5割ほどしか十分な英語力を持っていないことも明らかになった。あまりにもお粗末な教員だらけの惨状に愕然とならざるをえない。しかし、今年で3年目の現職中学英語教師に話を伺うと、笑いながら当然ですよと一蹴された。

「そもそも偏差値の高い大学を出て中学校の教員採用試験を受ける人なんてほとんどいないんですよ。一番のボリュームゾーンは日本大学や、東海大学などのいわゆる「日東駒専」レベルです。試験の筆記問題はせいぜい大学センター試験レベルなので、東大や、早稲田の学生なら無勉強でも受かると思いますよ。もっともそんな優秀な学生なら、大企業から引き手数多です。わざわざ激務薄給な中学校教師なんかを目指しませんがね」(現職中学英語教師)

 さらに、低学歴教師はモンスターペアレンツの格好の獲物になっていると同教師は続ける。
「保護者の母校よりも、偏差値の低い大学を出て教員になった人は大変です。モンスターペアレンツは、子供に”あの先生はバカ大学出身だから、言うことを聞く必要はないのよ”なんて吹聴してしまいます。そうなって学級崩壊した例を私も見ました。なので、教員は極力出身校を言わないようにと、校長から直々にお達しが出てしまったほどです」(同教師)

 政府は2017年度までに英検準1級程度以上の語学力のある教員の数を、中学校で50%、高校で75%以上にすることを教育振興計画で取り決めているが、もともと英語力の足りない現職教師が資格を獲得することが出来るかは各所から疑問の声が挙がっている。

(文・トゥルーロマンスの神様)