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引用元:2015.5.28 07:09 産経ニュース

 不登校から一転、「高校生社長」になって話題を集めた和歌山大2年の小幡和輝さん(20)=湯浅町在住=による進路キャリア講演会が、和歌山市吹上の県立きのくに青雲高校(定時制)で開かれた。1~4年の昼間部と夜間部の生徒計約300人が参加し、真剣な表情で聞いていた。

 小幡さんは、小中学校の頃に不登校を経験。しかし高校生のころ、偶然参加したイベントで男子高校生に出会ったのが人生の転機になった。「学校に通って生徒会やアルバイトに打ち込む姿が輝いて見えた。自分も彼みたいになりたい」と、3年生でイベントを企画する合同会社「和(なごみ)」を設立し、高校生社長になった。

 現在は同社社長とともに講演活動などを行い、今年4月には米・ワシントンで開催された学生起業家によるプレゼンテーションの大会「GSEA(グローバル・スチューデント・アントレプレナー・アワード)」に日本代表として出場した。

 講演会で小幡さんは、こうした経験を披露しながら、「特技とか、自分にしかできないことなんてないと思わず、チャレンジしよう。コンプレックスや他人と違うことはむしろ強み」と強調した。

 進路指導部長の玉井慎二教諭は「自分たちと同じような境遇にいた人が、こうして活躍しているというのはいい刺激になったはず」と話した。

 講演後わずか数分後には、小幡さんのツイッターに生徒からの反応が次々と届いた。引きこもりを経験した生徒などが「来てくださってありがとうございました」と感謝の言葉を伝えていた。