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証人尋問・・・証拠調べのために証人を取り調べること。

記事の内容を引用します。
引用元:2015.4.25 07:07 産経ニュース

 東日本大震災の津波で死亡、行方不明となった石巻市立大川小の児童の遺族が、市と県に計23億円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が24日、仙台地裁(高宮健二裁判長)であった。6年生の長男、大輔君=当時(12)=を失った今野浩行さん(53)が「最愛の子を失って4年がたち、苦しみと悲しみは増すばかり。現場の一部始終を見ていた男性教諭に証言してもらう他に事実を知る方法はない」と意見陳述し、校長と唯一、生き残った教諭、当時の市教委の担当者を証人尋問するよう求めた。

 今野さんは陳述で、「市教委が教諭は重病のように説明している」などと批判した上で、第三者検証委員会が5時間以上、教諭から聞き取りをしたと説明していることから「男性教諭は十分に証言に耐えうる状態」と指摘。「子供の最後を知りたい、真実を知りたいと願う思いを聞き届けてほしい」と語気を強めた。

 訴状によると、原告側は事故を「明らかな人災」と主張。学校側は地震発生直後、大津波警報などで危険を予見できたのに児童を校舎の裏山など高台に避難させず、安全配慮義務を怠った。津波が来るまでの約45分間、児童を校庭に待機させ続けた責任があるとしている。

 大川小では、児童・教職員の計84人が津波で犠牲になった。訴えているのは、大川小で亡くなった児童23人の遺族29人。